ご挨拶

メインテーマ「共生社会を目指した発達支援を考える」

大会実行委員長 郷間英世(京都教育大学)

日本発達障害学会第51回研究大会を、京都の地で開催させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

学会のメインテーマは「共生社会を目指した発達支援を考える」としました。今年4月の障害者差別解消法の施行により、共生社会を目指した様々な合理的配慮が求められています。これまで発達障害者支援法や特別支援教育により、一人ひとりのアセスメントや発達支援については様々な進歩が認められます。しかし、近年の支援学級や支援学校の児童生徒数の著明な増加からは、障害のある子どもの普通学級離れが示唆され、目指す共生社会とは逆行している面も感じられます。「個に応じた発達支援」と「共生社会を目指したインクルーシブ教育」の両立には、まだ大きな課題が残されているようです。

研究大会では、乳幼児期・学齢期・成人期などライフサイクルの様々な時期に、障害のある人々の支援にかかわっている多くの専門家の方々にお話をお願いしました。特別講演では、「特別支援教育の現状と課題~合理的配慮の提供を中心に~」という演題で文部科学省の田中裕一氏に、最近の脳科学の話題として「社会性の脳科学」という演題で京都大学の村井俊哉氏にお話いただきます。そのほか、シンポジウム・実践研究レクチャー(教育講演)も多数ございます。医療・教育・福祉・労働の分野からの経験豊かな、また最新のお話がうかがえると思っています。また、自主シンポジウム・ポスター発表もあります。学会員の方はふるって発表の申し込みをお願いします。また、学会員でない方もぜひおいでください。たくさんの参加をお待ち申しております。

また、学会の1日目の晩は京阪電車で2駅の伏見桃山にある酒蔵を改装したお店で、蔵元ならではの限定酒と地ビールやおばんざいを楽しめる懇親会もございます。坂本竜馬が投宿していた寺田屋のすぐ近くです。こちらもぜひ参加下さい。

京都は古くからの都で金閣寺・延暦寺など世界遺産としての名所も数多く、京料理をはじめおいしものもたくさんあります。しかし、昨今は観光客も多く宿も取りにくくなっているようですのでお早めにご予定ください。

京の夏はあつおすけど
鴨川の床やら伏見の酒蔵やらもおすえ

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